• 多根嘉宏

    はり灸・ビワ温灸  太氣堂 代表

こんにちは、京都二条の鍼灸ビワ温灸「太氣堂」の多根です。

 

 

今回は、当院で毎日大活躍、一番仕事をしている?かもしれない(笑)

「ビワエキス」のお話。

 

 

インドの古い経典では、薬効の最も優れた植物という意味で

大薬王樹(だいやくおうじゅ)』と呼ばれる「ビワ」。

 

ビワ

ビワ(枇杷)

 

 

 

その主成分「アミグダリン」がビワの葉や種には多く含まれています。

 

アミグダリンは、鎮痛作用・血液を弱アルカリ性にする浄血作用・自律神経内分泌系のバランス効果などがあり、体内の調節機構をコントロールすることで生理的な安定状態を保つことができます。

 

アミグダリンは、特にガン細胞に効果が発揮される特質があります。

ガン細胞内に入ったアミグダリンは、青酸とベンツアルデヒドという猛毒に分解され、その毒がガン細胞の働きを弱めます。しかも正常細胞には全く悪影響を与えません。

 

そんなビワの効能が、いつでもどこでもすぐに使えて活かせたらなあ〜。

そんな便利なものが、実はあるんです!

それが、

 

ビワエキス “ Loquat Extract ”

 

IMG_4002

 

 

ビワの葉を焼酎に約4カ月ほど漬ければ出来上がり。

 

作り方はいたって簡単!

 

①ビワの葉についている汚れを洗い流す。(アミグダリンは水溶性なので、始めに布巾か紙で汚れをよく落としておき、水洗いは出来るだけ短めに。)

②布巾でよく拭いて乾かす。

③約2センチ幅に刻む。

④刻んだビワの葉を広口ビンに入れ、玄米焼酎(無ければホワイトリカー)を加える。

(ビワの葉500gに対して玄米焼酎の一升瓶1本 1.8ℓ)

⑤密封して冷暗所で保管。夏場で2カ月、冬場は4カ月ほどで出来上がり。

 

 

ビワの木は宝物 ☆☆☆

ビワの葉が手に入る方はとてもラッキーな人です!

ぜひビワエキス作りにチャレンジしてみてください。

ビワの葉湿布もおすすめです。)

 

ビワの葉の収穫は一年を通してできますが、特におすすめの時期は11〜2月辺り。

もうそろそろですね!

 

そうそう、適したビワの葉を選ぶときのコツですが、

①色が濃く(深緑色)

②やや硬めで肉厚なものを選んでください。

 

ビワ葉

ビワ葉モデラー

 

 

ビワエキスは、虫刺されや湿疹、怪我や打撲、火傷、日焼け、ねんざ、水虫、しつこいかゆみ、肩コリ腰痛、美肌効果、などなど、様々な症状に効果があります。スプレー容器に入れて直接塗布するか、ガーゼに含ませて患部にあてがうのもおすすめです。

 

以前、包丁で爪ごと指を切ってしまったことがあったのですが、ビワエキスの塗布と

お手当を繰り返すことでビックリするほど早く傷口が塞がりました!

 

悪性腫瘍など重篤な症状には、患部近くの皮膚に朝昼晩、毎日3回以上たっぷり塗布することをお勧めします。

 

一家に一ビン、いつも携帯、ビワエキスをご贔屓に!

 

 

 

 

この記事の著者
多根嘉宏 はり灸・ビワ温灸  太氣堂 代表

こんにちは、太氣堂の多根です。
二条駅近くで、「はり灸」「ビワ温灸」の施術を行っております。

はり灸は、慢性疾患や病院でも治りにくい不定愁訴に効果的です。
ビワ温灸は、冷えを伴う症状や婦人科疾患などお辛い症状に効果的です。

どちらもとても気持ちいい治療法で、施術後は身体が楽になったり軽く感 じたりしていただけると思います。

ご来院、心よりお待ち申し上げております。