こんにちは、京都二条の鍼灸ビワ温灸治療院「太氣堂」の多根です。
今回は、昭和61(1986)年2月21日に120歳(105歳だったという説も)で大往生された、鹿児島県徳之島の泉重千代(いずみしげちよ)翁にまつわる健康法のお話です。
重千代爺さんが国民に愛されたのは、単に長生きを尊ばれただけではなく、
とても気さくでチャーミングなお人柄が大きかったと言われています。
長寿世界一と報道されてから徳之島詣でにたくさんの人が訪れましたが、
重千代爺さんは、お酒を振る舞いながら気さくにもてなされたそうです。
また、インタビューで好みの女性のタイプを聞かれたとき、
重千代爺さんは「年上の女性かのう〜。」と言ったとか!
そんな重ちゃん(失礼!)の貴重な遺言「長寿十訓」がこれです。
万事くよくよ無いがいい
腹八分目か七分がいい
酒は適量、ゆっくりと
やること決めて、規則正しく
自分の足で、散歩に出よう
自然が一番、さからわない
誰とでも話す、笑いあう
歳は忘れて、考えない
健康は、お天道様のおかげ(ご先祖様に感謝)
そしてもう一つ、今回取り上げたいのは、
十訓の中で唯一意識的に行う健康法です。
「目が覚めたとき、深呼吸」
やり方はこんな感じ
①朝、目が覚めたら体を起こすまえに、
②ゆっくりと息を吐き続ける。
③フーッと吐き切る、あるいは「はっはっはっ・・」と笑いながら吐き切り、
④吐き切った状態で、そのまま5〜10秒キープする。
⑤自然に息を吸う。
⑥ちょっと休んで、
⑦これを3〜10回繰り返す。
普段、腸には大量の血液が存在しています。
朝はまだ血液の巡りが良くない状態なので腸に停滞しがちですが、
朝この呼吸法を行うと全身くまなく血液が巡り始めて、
目覚めスッキリ、体調バッチリで1日をスタートできますよ!
重千代爺さんは晩年まで自分のことは自分でされていたそうです。
トイレにも這って行っていたとか。
お家の人もいましたが、それを温かく見守っていたそうです。
生涯現役、自分のことは自分でする。
十訓を取り入れれば重千代爺さんのように、元気で長生きできるかも!
その時には、年下の女性・男性が好みになってるといいですね 笑。