こんにちは。京大病院前のたくま針灸院の吉澤です。
お風呂上りや、夜寝る前にストレッチをされることはありませんか?
今回は、「寝る前のストレッチをする時のワンポイント」をお伝えいたします。
いきなり本題です。
それは、
寝る前のストレッチやヨガでは「背中を大きく反らすポーズは控えめに」
ということ。
どうして??
ストレッチやヨガでは、そのポーズによって自律神経の働きに影響し、背中を反らすポーズでは交感神経が刺激されるといわれています。(自律神経が活性化されるとも)
自律神経って??
「じりつしんけー」って、よく聞くけれど分かったような分からんような?
私は、こんな風に説明しています。
「自律神経とは、自分の意思ではどーにもできひんけれど、内臓を働かせたり、汗や唾液を出したり止めたり、体の機能を調整してくれている神経のこと」
「おっしゃ、いま胃を動かしてやろう!このタイミングで汗出したろう!さっ、瞳孔開いてみよか!」
もしかしたら、できる方はいるかもしれませんが(笑)
基本的には不随意、つまり意思とは別に体が自動的に調整してくれています。
えらいですね、体ってやつは。
自律神経は、「交感神経(こうかんしんけい)」と「副交感神経(ふくこうかんしんけい)」の二種類がバランスをとって働いていますので。どちらかだけが働いているということではありません。
交感神経とは?
交感神経は「闘争と逃走の神経」とも呼ばれ、やる気がギンギンみなぎっている時や、ストレスを感じて緊張している時に優位に働いている神経のこと。ちょうどこの写真↑↑の人のように。
背中を反らしたポーズは、自律神経を活性化させるといわれ、なかでも交感神経を刺激するといわれます。
「よっしゃ、やるぞー!!」と気合を入れる時には良いですね。
夜寝る前のストレッチやヨガでは控えめにされてはどうでしょう?という提案でした。
(注)背中を反らすポーズで痛みや違和感がある場合はすぐに中止しましょう。人により、注意が必要な場合があります。
ここまではやりませんか?(笑)
このように丸くなるポーズは、眠る時やリラックスした時に優位に働く副交感神経が働くといわれます。
最後に。
寝る前は絶対に反らしたらダメ!というものではありません。
グーグーと気持ちよく寝られる方はいらっしゃるでしょう。
なにより、実際やってみたときの感覚を大事にしてくださいね。
体の働きにはこんなこともあるのかぁ、とご参考にして頂ければ幸いです。
心地良い眠りがおとずれますように。
では、また。
本記事を書くにあたり、以前に読んだヨガに関する本の記載を参考にいたしました。
その本を古本屋に売ってしまいタイトルが確認できません。どうかご容赦ください。